子どもがスイミングへ通っているのに進級しないと、「練習が足りないのか」「スクールを変えた方がよいのか」「もう辞めた方がよいのか」と迷います。
わが家では3人が水泳を続けています。そのうち子Bは小学2年生ごろに水泳を嫌がり、家庭では上達が少し遅れたと感じる時期がありました。
原因として本人から把握できたのは、水泳そのものが嫌いというより、当時の先生が苦手だったことと、進級テストを嫌がったことです。
親は基本的には通うよう促し、どうしても嫌な日は休ませました。また、先生だけを変更できなかったため、通う時間帯を変更しました。現在はかなり慣れ、小学4年生でも継続しています。
この記事では、泳ぎ方の指導ではなく、進級の停滞と行き渋りが重なったときに家庭で行った対応を紹介します。
結論:進級の遅れより先に行き渋りの原因を分けた
わが家が先に考えたのは、「なぜ合格しないか」だけではなく、「なぜ行きたくないのか」でした。
子Bの場合は、次の2点が重なっていました。
- 当時の先生が苦手だった
- 進級テストを嫌がっていた
そこで、毎回無条件に休ませるのでも、進級のための練習だけを増やすのでもなく、通うことを基本にしながら、強く拒否する日は休ませ、通う時間帯を変更しました。
時間帯変更だけで解決したとは断定できません。成長、経験、本人の気持ちの変化も影響した可能性があります。ただ、家庭では「水泳を続けるか辞めるか」の二択にせず、通い方を変える選択肢を試せたことが大きかったと感じています。

子Bは水泳そのものより、当時の先生と進級テストを嫌がっていました。退会だけでなく、通う時間帯を変える方法も試しました。
子Bの開始時期と現在の泳力
子Bは小学1年生から水泳を始めました。小学4年生の現在も週1回で継続しています。
子A・子B・子Cが水泳を始めた学年と、その後の泳力は、年長・小1・小2で始めた3人の実例で比較しています。
現在はクロールができ、背泳ぎや平泳ぎを練習中です。
わが家では、子Bの上達は子Aよりゆっくりだったと感じています。本記事では停滞月数や不合格回数ではなく、嫌がった理由と、時間帯を変更して通い続けた対応を中心に紹介します。
進級の速度を比べるときは、同じスクール、同じ開始年齢でも、得意な動き、出席状況、クラス、先生との相性によって違いが出ます。子Bの例も、すべての子どもに当てはまるものではありません。
小学2年生で水泳を嫌がった理由
子Bが水泳を嫌がったのは小学2年生ごろです。
本人の様子から家庭で把握した主な理由は、当時の先生が苦手だったことと、進級テストへの抵抗でした。
「水に入るのが怖い」「泳ぐこと自体が嫌い」というよりも、教室の中の特定の要素が負担になっていた形です。
この違いを分けずに「水泳が嫌い」と判断していたら、そのまま退会していた可能性もあります。
ただし、先生の具体的な言動や指導上の問題を確認したわけではありません。この記事では、先生が悪かったと評価するのではなく、子Bにとって当時の先生が苦手だったという家庭の記録として扱います。

対応1:基本は通うよう促した
親は、行きたくないと言うたびにすぐ休ませるのではなく、基本的には水泳へ行くよう促しました。
始めた目的が、健康面と体力づくりだったこともあり、一時的な気分だけで辞める判断はしませんでした。
一方で、「嫌がっていても必ず行かせればよい」と考えていたわけではありません。本人の負担が強いのか、その日の疲れなのか、継続的な拒否なのかを見ながら対応しました。
わが家の対応がすべての家庭に合うとは限りません。体調不良、安全面への不安、強い恐怖や長期間の不調がある場合は、無理に参加させず、スクールや必要に応じて専門家へ相談することが優先です。
対応2:どうしても嫌な日は休ませた
基本は通うよう促しましたが、どうしても嫌がる日は休ませました。
毎回の拒否をそのまま受け入れるのではなく、休む日を例外として扱った形です。
休ませた正確な回数は記録していません。休むことで進級が遅れたかどうかも断定できません。
ただ、親子ともに余裕がない状態で毎回押し切るより、「今日は休む」「次回は行ってみる」と区切ったことで、水泳そのものを完全に嫌いになることは避けられたように感じています。
対応3:先生を変えられず時間帯を変更した
当時のスクールでは、希望する先生だけに変更することはできませんでした。
そこで、わが家は通う時間帯を変更しました。時間帯が変われば、担当者、参加する子ども、教室全体の雰囲気が変わる可能性があります。
結果として子Bは徐々に慣れ、現在は以前より抵抗なく通っています。
ただし、時間帯変更と改善の因果関係は確認できません。本人の成長や泳力の変化も考えられます。「時間帯を変えれば必ず解決する」という意味ではなく、退会前に確認できる選択肢の一つとして紹介します。
進級しない時に確認したい5項目
進級が止まったと感じたときは、次の5項目を分けて確認すると状況を整理しやすくなります。
| 確認項目 | 見るポイント | わが家の例 |
|---|---|---|
| 技術 | どの動作で止まっているか | クロール後の泳法を練習していた |
| 気持ち | 水泳・先生・テストの何が嫌か | 先生と進級テストが苦手だった |
| 体調・疲れ | 曜日や時間帯で負担が違うか | 時間帯を変更した |
| 制度 | テスト頻度、振替、クラス変更 | 時間帯を変えて通い続けた |
| 家庭の目的 | 進級、4泳法、体力づくりなど | 健康面と体力づくり |
1. 不合格になった項目を確認する
同じ級にいるように見えても、前回より距離が伸びた、呼吸が安定したなど、級以外の変化がある場合があります。
わが家では当時の細かな評価項目を記録していません。これから同じ状況になった場合は、テスト結果やコーチのコメントを残し、何ができるようになったかも確認したいと考えています。
2. 子どもが嫌なのは何かを聞く
「水泳が嫌」という一言だけで判断せず、泳ぐこと、先生、友達、テスト、着替え、時間帯のどこが負担なのかを分けます。
子Bは、先生と進級テストへの抵抗が分かったことで、退会以外の対応を考えられました。
3. クラスや時間帯を変えられるか確認する
担当者を指定できなくても、曜日や時間帯の変更で環境が変わる場合があります。
変更可否、手数料、振替制度はスクールごとに異なります。受付で現在の制度を確認してください。
4. 家庭の目的へ戻る
短期間で上の級を目指すのか、4泳法を身につけたいのか、運動習慣を続けたいのかで判断は変わります。
わが家の主目的は健康面と体力づくりでした。そのため、進級速度だけを理由にすぐ辞めることはしませんでした。
5. 期間を決めて様子を見る
通い方を変更した後は、いつまでも結論を先延ばしにせず、子どもの表情、拒否の頻度、レッスン後の様子を一定期間見ます。
わが家では当時、明確な期限を記録していません。これから判断する家庭では、「次のテストまで」「1〜2か月」など、家庭で見直す時期を決めておくと整理しやすくなります。
進級基準とテスト頻度はスクールで違う
進級が遅いかどうかを考える前に、在籍スクールの制度を確認する必要があります。
2026年8月23日に確認した公式情報では、ミズノスイミングスクールは施設差があることを明記し、年間予定の中で進級テスト月を案内しています。ルネサンスは進級テストを2か月に一度と案内し、店舗により距離やタイムが異なる場合があるとしています。
この2例だけでも、級の数、テスト時期、合格条件は全国共通ではないことが分かります。
わが家が利用しているスクールの制度を、この2社の基準で評価することはできません。比較するときは、在籍スクールの進級表とテスト日を使ってください。
3人で違った水泳への反応
わが家では3人とも水泳を経験していますが、反応は同じではありませんでした。
| 子ども | 開始時期 | 現在 | 行き渋り |
|---|---|---|---|
| 子A | 小学2年生 | 小学6年生、4泳法を習得 | 大きな問題なし |
| 子B | 小学1年生 | 小学4年生、クロール習得、背泳ぎ・平泳ぎを練習中 | 小学2年生ごろにあり |
| 子C | 年長 | 小学1年生、クロールを練習中 | 大きな問題なし |
同じ家庭でも、子Bだけに先生とテストへの抵抗がありました。
子A・子Cに問題がなかったからといって、子Bにも同じ通わせ方が合うとは限りません。きょうだい比較は順位づけではなく、子どもごとの負担を見つける材料として使います。
送迎と待機も継続判断に含める
わが家の水泳は週1回で、片道約30分です。父親が送迎し、レッスン終了までプールで待っていました。
子どもが嫌がる時期は、往復約1時間と待機時間をかけても参加できない日があり、親の負担感も大きくなります。
進級だけでなく、送迎する人、待機時間、他のきょうだいの予定まで含めて、現在の曜日・時間帯を続けられるか確認する必要があります。
わが家の習い事全体の組み方は、3人きょうだいの週間スケジュール記事で整理しています。
続ける・休む・辞めるの判断材料
続ける余地がある状態
- 泳ぐこと自体は嫌いではない
- 苦手な要素を本人が説明できる
- クラスや時間帯を変更できる
- レッスン後には落ち着いている
- 家庭の目的が進級速度だけではない
一度休むことも考えたい状態
- 強い拒否が続く
- 体調や睡眠へ影響している
- 通う曜日だけ不調になる
- 親子の衝突が毎週大きくなる
- スクールと相談しても環境を調整できない
退会・転校も含めて考えたい状態
- 水泳や教室への恐怖が強くなっている
- 安全面や指導面で解消できない不安がある
- 本人と家庭の目的が変わった
- 他の運動機会へ移る予定がある
- 送迎を含めて家庭で継続できない
子Bは時間帯を変えながら継続しましたが、すべての子どもに継続が正解とは限りません。
継続や終了を「級」だけで決めない考え方は、水泳は何級・どの泳法でやめる?4泳法習得後も続けるわが家の判断でも整理しています。
習い事を終える判断については、biima sportsをやめた理由の記事でも、嫌がること以外の区切りを整理しています。
よくある質問
何か月進級しなければ遅いですか?
全国共通の期間はありません。テスト頻度と合格基準がスクールで異なるため、在籍スクールの制度、不合格項目、前回からの変化を確認してください。
家で練習させるべきですか?
わが家は当時の家庭練習内容を確認できないため、効果を体験から評価できません。安全な環境と正しい方法が必要なので、まず担当コーチへ具体的な練習方法を確認してください。
嫌がっても連れて行くべきですか?
一律には決められません。わが家は基本的には行くよう促し、どうしても嫌な日は休ませました。理由、体調、拒否の強さ、安全面を確認し、長く続く場合はスクールへ相談してください。
先生を変えられない場合はどうしますか?
曜日・時間帯・クラス変更で環境が変わるか確認できます。わが家は時間帯を変更しましたが、制度はスクールごとに異なります。
スクールを変えるべきですか?
わが家は転校せずに継続したため、転校後の効果は評価できません。体験レッスン、進級基準、通いやすさ、本人の反応を比べて判断してください。
まとめ:級だけでなく「何が嫌か」を確認する
子Bは小学2年生ごろ、当時の先生と進級テストを嫌がり、水泳へ行きたくない時期がありました。
わが家は次の3つで対応しました。
- 基本的には通うよう促す
- どうしても嫌な日は休ませる
- 先生を指定できなかったため時間帯を変更する
現在は以前より慣れ、小学4年生でも継続し、クロールを習得して背泳ぎ・平泳ぎを練習しています。
ただし、時間帯変更だけで改善したとは断定できません。進級しないと感じたときは、技術だけでなく、先生、テスト、時間帯、疲れ、家庭の目的を分けて確認することが大切です。
参考公式情報:
一時的な行き渋りと終了判断を分ける考え方は、子どもの習い事のやめどきの記事にまとめています。
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