七田式とそろタッチは、どちらも幼児期から小学生の学びを支えるサービスですが、実際に利用すると、学ぶ内容と家庭の負担は大きく異なりました。
わが家の子Aは、七田式教室へ小学1年生から3年生までの約3年間通い、そろタッチは小学3年生の約1年間、自宅アプリのネット生として利用しました。
先に結論をまとめると、わが家では次のように感じています。
- 幅広い学びや暗唱・実験を経験し、親も内容を把握したいなら七田式
- 計算力に目的を絞り、送迎なしで本人主体に進めたいならそろタッチ
- 親の負担が大きかったのは七田式
- 子Aが自律的に取り組みやすかったのはそろタッチ
どちらが優れているというより、目的と親の関わり方が違います。本記事では、同じ子どもが両方を経験した実例から、受講期間、家庭学習、送迎、声掛け、終了・休止理由を比較します。
※子どもはAと表記し、現在の正確な年齢や教室の地域は伏せています。
わが家の受講状況
| 比較項目 | 七田式 | そろタッチ |
|---|---|---|
| 利用した子 | 子A | 子A |
| 開始時期 | 小学1年生 | 小学3年生 |
| 期間 | 約3年間 | 約1年間 |
| 終了・休止 | 小学3年生で終了 | 小学4年生から休止中 |
| 学び方 | 週1回の教室+家庭学習 | ネット生・自宅アプリ |
| 主な目的 | 幼児教育として幅広い力に触れる | 計算力をつける |
七田式は子B・子Cも経験していますが、この記事では七田式とそろタッチの両方を利用した子Aを中心に比較します。
七田式とそろタッチの違い
| 比較軸 | 七田式 | そろタッチ |
|---|---|---|
| 学ぶ範囲 | 暗唱、プリント、実験など幅広い | そろばん式暗算に特化 |
| 実際の頻度 | 週1回の教室、家庭学習は実施しない時もあった | 1回約30分、ほぼ毎日 |
| 送迎 | 片道約20分 | なし |
| 親の関わり | 暗唱の声掛け、まれに学習を教える、月1回レッスン参加 | 促し・付き添いはほぼ不要 |
| 子Aの反応 | 暗唱、プリント、実験を楽しんだ | ゲーム感覚で自律的に継続 |
| 終了・休止理由 | 幼児教育として小学3年生で区切った | 掛け持ちで時間が減り、計算もある程度速くなった |
| 確認できた変化 | 物事を前向きに考えるようになったと感じた | 計算がある程度速くなったと感じた |
七田式は教室へ通い、親もレッスンや家庭課題へ関わる学びでした。一方、そろタッチは自宅で完結し、子Aが自分でアプリを開いて進める学びでした。

七田式を始めた理由
七田式は父親の希望で始めました。
幼児教育として、小さいうちから右脳を使う訓練へ触れることが、将来さまざまな学びに役立つのではないかと期待したためです。
これは入会時に家庭が持っていた期待です。右脳訓練の効果が実際にあったと断定するものではありません。
七田式公式の小学生コースは、記憶、速読、作文、暗唱、算数、社会科など幅広い取り組みを案内しています。実際の内容は学年や教室によって異なるため、利用する教室で確認が必要です。
七田式で楽しんだのは暗唱・プリント・実験
子Aが特に楽しんでいたのは、暗唱、プリント、実験です。
記憶する活動、机上で考える活動、実際に体験する活動があり、同じレッスンの中でも内容に幅がありました。子Aには、目立って嫌がる取り組みや、難しくて進みにくい課題はありませんでした。
わが家では、七田式を単一教科の学習というより、いろいろな角度から考えたり、覚えたり、体験したりする幼児教育として利用していました。
七田式の家庭学習は毎回安定していたわけではない
七田式の家庭学習は、取り組むときと取り組まないときがありました。
取り組む日は、レッスン後に帰宅してから約1時間行っていました。基本的には子Aが進め、まれに親が教えることもありました。
特に暗唱の宿題は、親が意識して声を掛けています。子どもだけで完全に完結したというより、取り組むきっかけを親が作る場面がありました。
毎日1時間取り組んでいたわけではありません。記事では「レッスン後に家庭学習を行った日の目安」として約1時間を扱います。
月1回の保護者参加は負担と安心の両方があった
七田式では、月1回、保護者も子どものレッスンへ参加する形でした。
時間を確保する必要があるため、保護者の負担にはなります。一方で、子どもがどのような内容を学んでいるかを直接把握できる点は良かったです。
家庭で宿題へ声を掛ける際も、レッスンの内容を知っている方が対応しやすいと感じました。親の参加を単なる負担と見るか、内容を確認できる機会と見るかで評価が分かれる部分です。
七田式は送迎と待機も必要だった
代表期間では、子Aの七田式は土曜日10:00〜11:20でした。
自宅から片道約20分で、父親が送迎しました。レッスン中は教室付近で待つ日と、一度帰宅する日の両方がありました。
きょうだいも七田式へ通っており、時間帯が分かれていたため、土曜日の予定は朝から夕方まで続きました。ほかの習い事の送迎と重なる日は父母で分担しています。
子A1人のレッスン時間だけでなく、家族全体の移動と待機まで含めると、負担は小さくありませんでした。
七田式を小学3年生で終了した理由
子Aは小学3年生で七田式を終了しました。
当時利用した教室では、小学4年生から正式な受験コースへ移る案内だったため、家庭では幼児教育として小学3年生で一区切りと判断しました。
子Aが嫌がったことや、効果への不満が直接の終了理由ではありません。
このコース区分は当時利用した教室での案内です。現在の七田式全教室に共通する制度とは限らないため、利用予定の教室へ確認してください。
七田式で感じた変化
約3年間続けた後、家庭では、子Aが物事を前向きに考えられるようになったと感じています。
ただし、子どもの考え方には年齢による成長、家庭、学校、ほかの習い事など多くの要因があります。七田式だけの効果とは断定できません。
暗唱力や記憶力を同じ条件で測定した記録もないため、記事では家庭で観察した考え方の変化として紹介します。
そろタッチを始めた理由
そろタッチを始めた一番の目的は、子Aに計算力をつけることでした。
友達が利用している様子を見たこともきっかけです。タブレットでゲーム感覚に取り組めるため、一般的な計算ドリルより続けやすそうだと感じました。
利用したのは教室授業のないネット生です。送迎はなく、自宅で自由な時間にアプリを進めました。
そろタッチ公式は、そろばんの仕組みをタブレットへ応用した暗算学習法と案内しています。ネット生は自宅で毎日アプリを進める形式です。
そろタッチは約30分、ほぼ毎日取り組んだ
子Aは1回約30分、ほぼ毎日の頻度でそろタッチへ取り組んでいました。
代表的な週間表では火曜日17:00頃から約1時間の枠を置いていましたが、実際の通常ペースは、短い時間を毎日続ける形でした。
親から「今日もやろう」と促すことはほとんどありません。操作の付き添いも不要で、子Aが自律的にアプリを開いて進めていました。
七田式では暗唱への声掛けを意識しましたが、そろタッチは本人が自分から毎日進めていました。
七田式の暗唱・プリントを家庭でどのくらい続けたかは、毎日30分取り組んだ小学生コースの宿題実例に詳しくまとめています。
そろタッチ公式は初級の学習量として毎日3ミッション程度を案内しています。本記事では、子Aの実際のミッション数を比較項目に含めず、公式の目安とわが家の実績を分けて扱います。
そろタッチでは嫌がった時期や停滞はなかった
約1年間の利用中、子Aがそろタッチを嫌がった時期や、難しくて進めなくなった時期はありませんでした。
本記事ではステージや到達した計算内容ではなく、家庭で感じた計算スピードの変化と、約1年間続けて休止した理由を比較軸にしています。
ゲーム感覚で取り組めたことと、親から促されなくても自分で進められたことが、子Aには合っていました。
そろタッチを小学4年生から休止した理由
子Aは小学3年生の約1年間利用し、小学4年生から休止しています。退会・終了ではなく、現在は休んでいる状態です。
理由は、ほかの習い事が増え、そろタッチへ取り組む時間を確保しにくくなったことです。また、家庭では計算がある程度速くなり、開始時の目的を一部達成したと感じたことも判断材料になりました。
そろタッチを嫌がったことや、ステージで停滞したことが休止理由ではありません。
七田式とそろタッチの利用時の月額費用
わが家が利用していた当時の1人分の月額は、七田式が概ね23,000円、そろタッチが3,960円でした。どちらも現在の標準料金ではなく、わが家の利用時の金額です。
| 比較項目 | 七田式 | そろタッチ |
|---|---|---|
| 利用時の月額 | 概ね23,000円 | 3,960円 |
| 月額に含まれたもの | 月謝・教室維持費・マンスリーキット | 月額利用料 |
| 12か月分の単純計算 | 約276,000円 | 47,520円 |
七田式は受講した数年間の途中で教室維持費が1,000円程度値上がりしました。そのため毎年まったく同額ではありませんが、月謝・教室維持費・マンスリーキットの3項目を合計すると、概ね月額23,000円でした。
七田式の3項目の内訳、年間・3年間の単純計算、送迎や家庭学習まで含めた負担は、七田式小学生コースで実際にかかった料金の実例にまとめています。
12か月分の金額は月額を単純に掛けた参考値です。入室時の費用、登録月無料の適用、実際の請求月数、端末代などを含む実際の年間支払総額ではありません。
2026年8月22日時点のそろタッチ公式でも、ネット生の月額利用料は3,960円と案内されています。料金やキャンペーンは変わる可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
親の負担が大きかったのは七田式
わが家では、親の負担は七田式の方が大きいと感じました。
| 親の負担 | 七田式 | そろタッチ |
|---|---|---|
| 送迎 | 片道約20分 | なし |
| レッスン中 | 待機または一度帰宅 | 自宅アプリ |
| 家庭学習 | 暗唱の声掛け、まれに教える | 促し・付き添いはほぼ不要 |
| 保護者参加 | 月1回 | なし |
| きょうだい調整 | 時間帯が分かれ、父母で分担する日あり | 子Aが自宅で実施 |
一方、負担が少ないことだけでそろタッチの方が良いとは限りません。

七田式では親がレッスン内容を把握でき、幅広い取り組みへ触れられました。そろタッチは暗算に目的が絞られ、子どもが自律的に取り組めた点が強みでした。
七田式が合いやすいと感じる家庭
わが家の経験では、次のような家庭が検討しやすいと感じます。
- 暗唱、プリント、実験など幅広い取り組みを経験させたい
- 教室で講師やほかの子どもと学ばせたい
- 親もレッスン内容を把握したい
- 送迎、宿題への声掛け、保護者参加の時間を確保できる
子Aは嫌がらずに通えましたが、親の関与を負担に感じる家庭では、受講前に家庭課題と保護者参加の頻度を確認した方がよいでしょう。
そろタッチが合いやすいと感じる家庭
わが家の経験では、次のような家庭が検討しやすいと感じます。
- 計算力・暗算力に目的を絞りたい
- 送迎なしで自宅学習を取り入れたい
- タブレットやゲーム形式が好き
- 毎日短時間の学習を自分で続けられる
子Aは親の促しなしで続けられましたが、すべての子どもが同じように自律的に取り組めるとは限りません。ネット生では、続かない場合に家庭の声掛けが必要になる可能性があります。
両方を経験したわが家の結論
七田式とそろタッチは、置き換えられる同じ種類の教材ではありませんでした。
七田式は、暗唱、プリント、実験など幅広い学びを教室で経験し、親もレッスンや宿題へ関わる学びです。そろタッチは、計算力に目的を絞り、自宅で短時間の学習を積み重ねるアプリでした。
わが家では、子Aがどちらも嫌がらずに取り組めました。しかし、親の負担は七田式の方が大きく、そろタッチは本人主体で続けやすいという違いがありました。
選ぶときは、期待する力だけでなく、送迎、毎日の声掛け、保護者参加まで含めて続けられるかを比べることが大切です。
現在のコース内容を公式サイトで確認する
そろタッチとオンラインそろばんの違いを知りたい方は、学習方法・料金・親の関わり方を7項目で比べた記事も参考にしてください。
本記事では利用時の月額目安までを比較し、実際の年間支払総額やコストパフォーマンス、休止後の学習効果は比較していません。
参考にした公式情報
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